ハイスペックなAndroidスマホ、au「HTC 10 HTV32」
HTC 10 HTV32は前機種「HTC J butterfly HTV31」と大きく違い、ワンセグなどのテレビ機能やおサイフケータイ(FeliCa)といった国内向けモデルでは多く搭載されている”ガラパゴス”機能を排しながらCPUなどの基本性能はハイエンドにしたシンプルな1台だ。グローバル版もHTCのフラッグシップモデルとして出ている製品だけあって、基本スペックの高さは申し分ない。バックグラウンドで動作するアプリも少ない上に4GB内蔵メモリー(RAM)を搭載しているので動作に余裕がある。前機種ではホームキー、バックキー、タスクキーが画面内に表示される「オンスクリーンキー」だったが、、HTC 10 HTV32ではホームキーが指紋センサーとなって画面下へ移動し、その左右にタッチセンサーのバックキーとマルチタスクキーが配置されている。実際に触ってみると実感できるが、これらのキーは画面から外にあるほうが良いかもしれない。特に全画面を使うようなアプリではこれらの各種キーを呼び出す(画面下からスワイプ)動作をしなくてもいいので、操作のひと手間が減るのはうれしい点といえる。HTC 10 HTV32は同梱品のイヤホンがハイレゾ音源対応の高性能品、USB充電器は国内では搭載端末がほとんど見られないQualcommの急速充電技術「Quick Charge 3.0」対応のハイパワーなものとなっている。